防音工事

作業場にはいろいろな音があふれています。

防音工事のもっとも大きな意義は「働く環境への配慮」です。

ところが人間の耳は不思議なもので、「この音がうるさい」とその場所を防音すると、こんどはその横が気になり、そこを防音すると、さらにその横が・・・という風にわざわざ音をさがすらしいのです。

最近の機密性が高い住宅では、外の音が聞こえなくなったぶん、屋内の時計やパイプを流れる水の音、冷暖房の音などがとても気になる人が増えたという話を聞いたことがあります。

音は人の感情と関係するために、ご納得いただけるまで仕上げをせずに、何度か試していくことをおすすめします。

防音材は特別なものを使いません。保温工事などと同じ、グラスウールやロックウールです。この場合、保温材ではなく防音材と呼びますが、品物は同じです。

手順

1. 音源に計算で算出された厚みの防音材を巻いていきます。
2. 数日間実験
3. OKであれば、外装材を取り付けて完成
4. OKでなければ、さらに鉛や遮音シートなどの防音材を巻いていきます。
5. さらに数日間実験
6. OKなら外装材、ダメならさらに防音材を巻く・・・・

実験と防音材の巻きつけをOKが出るまで繰り返します。そして、OKが出たところで外装材を巻いていきます。